Fate/staynight、とらいあんぐるハートクロス二次創作

理想の意味、剣の意志

四日目 第二部

御神の弟子T 〜sword of Mikami〜



 慈悲も容赦もない、ただ純粋に殺意だけが篭められた心臓狙いの突き。

 回避をするのは後ろにいる美綴の身を危険に晒すことになるから論外だ。

 だが、かといって受け止めようにも武器を取り出すだけの時間の余裕も無い。


 ――――――死ぬ。


 そう認識した瞬間、世界から急速に色が失われた。

 全てがスローモーションに進むモノクロの世界。

 その中で、槍の軌跡から逃れるように彼女を押し倒す。

「悪い、美綴」
「きゃっ」

 『神速』が解け、色彩感覚が戻ってくる。

 一応多種の武芸を嗜んでいるだけあってか、こんな状態でも美綴は反射的に受身を取ったようで怪我らしい怪我は無い。

 そのことにほっと安堵しつつ、追撃が来る前に即座に体勢を立て直す。

 背中に走る痛み。

 美綴を庇いながら完全に回避するのは流石に無理だったか。

 だが俺程度の実力で彼女を護りながら致命の一撃を掠り傷程度で済ませられたのは御の字といっていいだろう。

「ほう、今のを躱すか。やるじゃねえか坊主」

 嬉しい誤算だとでもいうのか、男はくつくつと楽しげな笑みを浮かべている。

「そら、お次はどうかな?」

 宣告と同時に繰り出された下段からの掬い上げ。

 遊んでいるのだろう、必殺の威力が篭められているとはいえ先の突きに比べればその一撃は明らかに見劣りする。

 一歩後退し、身体を仰け反らして躱す。

 間髪いれず放たれる第二撃。

 上段からの振り下ろされた槍を、身を捻ることでなんとか回避した。

 続く三撃目、大振りの横薙ぎ。

 『貫』の見切りの技術が本家より劣る俺じゃ、これ以上躱すのは体力を無駄に消耗するだけの自殺行為にしかならない。

 仮に無理をして躱したところで、次が、次の次が待ち受けているのだから。

 今でさえギリギリの回避なのだから、先がそう長くは無いことは俺自身がよく承知していた。

 ならば、とズボンのポケットに隠し持っていた短刀を逆手に引き抜き、槍を防ぐ。

「――――ぐっ!?」

 受け流してなお右腕を伝わる尋常でない重さの衝撃。

 その衝撃を緩和するように自ら横に跳び、着地と同時に懐に左腕を入れて飛針を握る。

「魔術強化の付加されたナイフだと……?」

 驚いたように眼を見開く男。

 メディの施した強化に気付かれたのは予想外だが、俺にはそれに動揺している暇など無い。

 男がこの場で初めて見せた一瞬の、それでいて格好の隙なんだ。

 誘いの可能性も考慮に入れても、この好機を逃すわけにはいかない。

 おそらくこれが唯一にして最後のチャンス。

 姿勢を低くし――――地を蹴った。

 御神の技や七夜の業が真価を発揮するのは室内戦やこういった林のように障害物の多い狭い空間での戦闘だ。

 『神速』を使って距離を詰めつつ牽制するように掴んだ飛針を投擲。


 ―――――――『中る』イメージの、見えないまま。


 いつもなら当たり前のように見えていた命中の感覚、それがまるで感じ取れなかった。

 だから、投じた飛針が外れるのは当然の結果。

 男の背後の木に虚しく突き刺さる飛針。

 無駄になったそれを意識から追い出し、俺は鋼糸を放ちながら躊躇無く男の間合いの中に飛び込んだ。

 懐にさえ入れれば相手のリーチの差による優位性が消え、逆に小回りの利くこちらが有利になるはず。


 ――――――けれどそんな理屈、圧倒的な速さの前では無意味なんだと、一瞬の後に俺は後悔と共に痛感させられた。


 接近を封じるように突き出された槍の穂先。

 その速度は最初の一撃と同程度。

 強化されたはずの鋼糸は、それだけで呆気なく千切れ飛んだ。

 身を沈めることで迫る槍を躱す。

 その引き戻しの隙に一気に距離を詰めようと思い――――

 ―――――危機を感知した身体は反射的に腕を振っていた。

 鈍く冷たい金属音、『徹』を篭めた俺の短刀と二発目の突きが激突する。

 ――――――なんて引き戻しの速さだ。

 想像を遥かに上回る速度で繰り出された追撃に反応できたのは偏に今までの鍛錬の成果だろう。

 自分より速さの勝る相手との打ち合いを、伊達に八年間も続けていたわけじゃない。

「チィッ――――」
「くっ――――」

 男は『徹』に対する戸惑いから、俺は単純に踏み止まれなかったという理由で互いに後方に跳び、場を仕切り直す。

「中々面白い技を使うじゃねえか小僧。今のは確かに殺ったと思ったんだがな」

 そこまで男が喋った時、物凄い勢いでこちらに迫る強大な気配を感じ取った。

 男もそれに勘付いたのだろう、舌打ちを一つして雰囲気を一変させる。

「……ちと遊びすぎたか。悪いな、そろそろ時間がないらしい。
 あばよ、坊主。
 誇っていいぜ、なにせ人の身でこの俺相手にここまで足掻いたんだからな」

 空気を凍らせんばかりの獣じみた獰猛な殺気。

 後先なんて考えず、俺はただ次に襲い掛かるであろう必殺の一撃を回避するためだけに『神速』を発動させた。

 『神速』の世界でなお、男の槍は霞んで見える。

 ―――――くそっ、なんて速さだ。

 短刀を楯にするように構え、全力で後ろに跳んだ。

 微かに見えた穂先を辛うじて防ぐ。

 腕を突き抜ける鈍い衝撃。

 たった一発で右腕はいかれ、得物の短刀が弾き飛ばされた。

 吹き飛ばされた身体を空中で整え、木の幹を足場に男の間合いから抜け出そうと無手のまま死角へとひたすらに跳び回る。

 これほど短時間に『神速』を連発した経験は今までに無い。

 それ故筋肉は過度の負担に悲鳴をあげてるが、それを気にしていたらすぐに殺されてしまう。

 だがそんな俺のちっぽけな抵抗はものの数秒で終わった。

 明らかに人を外れた速さで距離を縮め槍を突き出す男。

 得意とする空間での戦闘のはずなのに、今まで積み重ねてきた技が何一つとして通用しない。

 紅い槍が己の心臓に吸い込まれていくのが、やけにゆっくりと見える。

 『神速』状態でこれならば自身の能力ではどうあっても躱せないと、頭の何処かで理解していたんだろう。

 自分の心臓が貫かれる未来が、いやに鮮明に想像できた。

 視界の片隅、男越しに尻餅をついて震えている美綴の姿が映る。



 ――――――俺は、何をしている?



 迫る死を前に、自問する。

 このまま成す術無しと諦めて、大人しくこの死を受け入れるつもりか?

 ふざけるのも大概にしろよ、衛宮士郎。

 何のために切嗣に魔術を習って、何のために御神の剣を鍛えてきた?



 ――――――理由なんて、今更思い出すまでも無い。



 誰かを護りたいと、そう決めたから。

 全てを救う正義の味方になると、そう誓ったから。



 ――――――だったら、せめて最期に女の子一人護ることくらい成し遂げて見せろ。



 魔術にしろ『神速』にしろ、フィードバックさえ考えなければ自己の限界を超えるのは容易い。

 男の様子を見る限り、あとしばらくの時間さえ稼げればおそらくコイツは撤退する。

 それまでの間俺が男を足止めできれば多分美綴は助かるはずだ。

 あくまでこれは俺の希望的観測に過ぎないが、今はそれに賭ける以外に残された手段は無いのも確か。

 どうせ俺は助からない。なら自分の身体の限界なんて考える必要はない。



 ――――――ああ、やってやるさ。護ると決めた人を必ず護るのが、御神の剣士なんだから。



 自身に活を入れ、『神速』の世界の中、更にもう一度『神速』を発動させる。

 恭にーからはお前の身体が壊れるから絶対に使うなと言われていた、禁忌に近い『神速』の二段掛け。

 動いてもいないのに脳が、全身が軋む。

投影トレース開始オン

 それら全てを無視し、魔術回路の撃鉄を落とす。

 刹那の間に五節を編み上げ、左手に八景を顕現させる。

 自分自身もどかしくなるほど遅い動きでそれを振り、先の無い命を数秒引き伸ばす。

 そのために支払った代償はあまりに莫大。

 身体中何処を見ても、いかれてない箇所が無いくらいだ。

 魔術回路を閉じ、脳の負担を僅かでも軽減。

 それでも、『神速』を維持できる時間はおそらく残り五秒前後。

 相手にそれを悟られないようボロボロの身体に鞭打って、俺は男へと斬りかかった。

 一歩踏み出す度に負荷に耐え切れなくなった筋肉が、骨が、内臓が壊れていく。

 吐き出しそうになった血を飲み下し、なけなしの力を振り絞った一閃。

 男はそれを、正面から受け止めた。

 一合、二合、三合……『徹』を篭めた小太刀を難なく捌かれる。

 四合目―――――御神流、『貫』

 それは幾千、幾万の攻撃を受け続けた末に届く見切りの技術にして、相手の防御をすり抜ける御神流の第三段階の技。

 自分のガードが抜かれたのを見て男は咄嗟に横に跳ぶが完全に回避することは叶わず、腕を浅く傷つけることに成功した。

 間合いを離した男が攻めに転じる。

 一瞬にして攻守が入れ替わった。

 男の攻撃をとにかく弾き、反撃のタイミングを窺う。


 ――――――そしてとうとう、タイムリミットが訪れた。


 世界に色が戻る。

 それと同時、俺の心臓が穿たれた。

「――――ぁ」

 力が抜けていく。

 崩れ落ちそうになる身体を小太刀を地面に突き刺して支えるけれど、それを掴むだけの握力も、もう無い。

 男の槍によってガタが来ていた贋作の八景は身体の重さに耐え切れず、硝子のように砕け散った。

 どさっと、俺はうつ伏せになって地に倒れる。

「こふっ―――」

 血の泡を吐いたのは一度きり。

 それを最期に心臓がその役目を終えたのが、なんとなくわかった。

 全身から感覚が消えていく。

 酷使した反動ともいえる痛みも、もう殆ど感じられない。

 十年前に知った、逃れられない死の気配。

 当然といえば当然の結末だ。

 アレは、人が敵うような存在では無かったのだから。

 あんな反則級の相手とまともに打ち合えるのなんて、そう。

「はあああああっ!!」

 同じく反則級の力を持った存在だけだ。

 碌に働かなくなった聴覚が拾った、気迫に満ちた鈴のような少女の声。

「ぐっ――――!」

 何かを弾く音の後に男が苦悶の声を漏らす。

「口封じのためとはいえ罪も無い一般人を手に掛けるなど、貴様、英雄の誇りはどうした?」

 怒りを押し殺したような少女の声に、俺は賭に勝ったことを確信する。

 俺の死に怒ってくれてる彼女が美綴を殺すような真似をするはずがない。

 安堵すると、少しだけ気が楽になった。



 ――――――護れたんだな、俺は。



 意識が遠退く。

 もう何も見えない。何も、聴こえない。
 
 心残りがあるとすれば、俺みたいな不甲斐無いマスターを持った彼女のこと。

 一言彼女に謝りたくて、でももうそれも果たせなくて。

 未練だな……と、そう思う。

 その想いを最後に、思考が強制的にブラックアウトした。

 ……。

 …………。



 ――――――とくんっ。



 胸に染み込む温かいものに、活動を放棄していた脳が巡りだす。

 何が起こったのか、活動を停止したはずの心臓が再び動き出していた。

 そこにはもう、死の冷たさなんて無い。

 俺はその温かさに抱かれたまま、次の目覚めを待つように意識を落とした。





Interlude4−1





 胸を貫かれ崩れ落ちる衛宮の姿に、当たり前だと思っていた現実は脆くも砕け散った。

 ――――――あたしの所為だ。

 あの時あたしが枝を踏みさえしなければ、いや、それ以前に掃除をあと三十分でも早く切り上げていれば、もしかすれば男に気付かれることなく逃れ得たかもしれないのに。

 けれど、それはもう叶うことのない、もしもの話。

 息一つ乱すことなくあたし達を追い抜き立ち塞がった青い男の姿を、その手に握られた瞳と同色の禍々しい紅の槍を捉えた瞬間、身体は恐怖で竦み思わず衛宮の腕を掴んでいた。

 今すぐこの場から離れろと、煩いくらいにヒトとしての生存本能が警鐘を鳴らす。

 だけど同時に、どうあっても逃げられないと心の何処かで認めている自分もいて。

 動けないあたしを庇うように衛宮が前に出る。

 そして一拍の後、あたしは衛宮に押し倒されていた。

 見上げた眼に映ったのは、引き戻される槍と痛みで歪んだアイツの顔。

 素早く身体を起こして男を警戒する衛宮の背は縦一文字に裂け、鮮血で濡れていた。

 悠長に止血している時間なんて無い。

 流れる血をそのままに、衛宮は男と対峙する。

 その行為がいかに無謀か、多少なりとも武芸を学んでいたからこそ判ってしまう。

 あたしでは男が槍を構える動作さえ視ることが叶わなかった。

 強さのレベルが違う。

 衛宮の実力がどれほどのものか知らないが、学生がアレに対抗できるとは到底思えない。

 そんなことはアイツも承知の上なんだろう。

 衛宮の顔は今まで見たことがないくらい強張っていた。

 男が動く。

 あたしの動体視力では視認すら許されない男の槍捌き。

 それをアイツは何度も躱す。

 暗い林に響く金属音。

 気付けば衛宮は何処からかナイフを取り出し、それで槍を防いでいた。

 驚く何かがあったのか攻撃を止めた男に、ナイフを構えた衛宮があたしの知覚領域を超える速度で駆け出す。

 そして再度金属音が響いたかと思えば、仕切り直しとばかりに二人は後方に跳んで距離を取っていた。

 唐突に、男の雰囲気が一変する。

 さっきまでの恐怖が生温く思える程の物理的な重圧すら感じさせる圧迫感に、あたしの身体は勝手に震えだした。

 両者の姿が視界から掻き消える。

 ――――――そして、その数秒後。

 予想通りの、決して見たくない結末が訪れた。

 衛宮の胸を穿つ真紅の槍。

 糸の切れた操り人形のように、ドサッと力を失った衛宮が地面に倒れる。

 ――――――あたしの所為だ。

 胸に渦巻くのは後悔や自責、恐怖といった様々な負の感情ばかり。

 あたしを護ろうとした所為で、アイツが犠牲になった。

 あの化け物相手に数分打ち合える実力を持つアイツなら、あたしを見捨てていれば、運が良ければ逃げ切れたかもしれないのに。

 男の視線があたしを射抜く。

 逃げようにも恐怖で腰が抜けて身体は言うことを聞かない。

 ――――――ごめん、衛宮。

 折角護ってもらった命を無為に散らすのが悔しくて悲しくて、心の中で衛宮に謝りながら精一杯の抵抗としてこの理不尽に対するありったけの怒りを乗せて男を睨みつけた。

 無駄なことをしているのは判っている。

 でもせめてそれくらいの意地は見せないと、アイツに申し訳が立たないと思った。

「はあああああっ!!」

 だから、あたしと男の間に第三者が乱入してきた時は、思わず自分の眼を疑った。

 死への恐怖から、都合の良い幻が見えてしまったのかと。

 その可憐な少女の姿をした騎士の幻は、手に持った不可視の『何か』を男に叩き付ける。

「ぐっ――――!」

 華奢な少女の放つ一撃にどれほどの威力が籠められていたのか。

 槍を縦にして防御した男の顔は苦痛で歪んでいた。

 勢いに圧されて数歩後退した男を油断無く見据えながら、少女が口を開く。

「口封じのためとはいえ罪も無い一般人を手に掛けるなど、貴様、英雄の誇りはどうした?」

 澄んだ声の内には静かでありながら強い憤りを感じさせる。

 それを受けた男は、少女ではなく倒れ伏した衛宮に言葉を投げかけた。

「やられたぜ……最初から時間稼ぎが狙いだったのかよ」

 純粋な賞賛を篭めた言葉を衛宮に送った男は、そのままくるりと踵を返す。

「運が良かったな、嬢ちゃん。
 今生きているってその事実を、精々そこの坊主に感謝するこった」
「待て、逃げるのかランサー!」
「追ってくるというなら構いやしねえ。
 だが、その時は決死の覚悟を抱いて追ってきな」

 少女の怒号にそう吐き捨てて、男は姿を消した。

 安堵の余り、一気に身体が弛緩する。

「あ……れ……?」

 緊張状態が長く続いたからか、とうに精神は限界だったらしい。

 目の前が真っ暗になり、そのまま意識を失った。



Interlude out




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6月20日
 一月以上お待たせした割に異常に短いインタールード。
 結局凛サイドの分は間に合わず、六月中旬にアップすると宣言した手前、とりあえず繋ぎに美綴サイドを上げてみました。
 相当難産、好きなキャラとはいえ聖杯戦争にほぼ無関係な美綴に焦点を当てるのがこれほど難しいとは。
 ちょくちょく追加修正気づかれない程度に入れる可能性大。
 
 ここからが正念場、まるで自信のない試験を乗り切った後の夏で一体どれだけ進められることやら。

 前回のアンケートについては以前の6月6日分の日々徒然で今後の方針を示しておきました。
 行き詰った時にあのメッセージの数々を見てやる気を取り戻してます。

 今回のアンケート。
 Q.このしばらく後にアーチャーをメディに召喚させる予定なのですが、赤と金、どちらにした方がいいでしょうか。
 一応金も赤も両方出す予定なので関係が変わるだけなのですが。
 ちなみにどちらの場合も制約付き。

 回答方法は前回同様。
 掲示板に書いてくれれば短いですが返信します。
 誤字脱字改善点等もお待ちしております。


5月9日
 お待たせしました、士郎対ランサー戦初回です。
 毎度のことですが二行書いては三行消しての遅筆ぶりです。
 あれだけやりあって、結局ほぼ原作どおりの結末。
 メディがいる以上、ここから先は大分と変わっていくはずですが。
 予定としてはこの後に凛サイド、美綴サイドからのインタールードを挟むつもりです。


 以下、web拍手か掲示板にでも意見が欲しいと思う質問を幾つか。
 どれか一つの質問にでも答えてやろうという方、どしどしお願いします。

 Q.1 個人的にはハーレムエンドとかを目指したいのですが、どうでしょうか?
    他に候補としては一般人組を抜いたりとか。

 Q.2 現在の士郎の強さ、こんな感じですがいかがでしょうか?
    もう少し強くしたほうがよい、弱くした方がいい、ちょうどいい。
    その他詳しく改善点を書いてくれる方は大歓迎です。
    一応作者が考えているのはメディの強化によって神速を使いやすくするとか。
    士郎本人では今のところ全身強化は使えない設定のつもりなので。

 Q.3 Q.1に関連して、ハーレムというとどうしてもTSとかやってみたくなるんですが。
    いいですかね?
    ……流石にこれ以上は自重したほうがいいとも思うけど、書きたいという気持ちも。

 皆さんの意見、お待ちしております。
 誤字、脱字、修正等もあれば送っていただけると幸いです。